日本国大統領 桜坂満太郎
2007年6月20日 アニメ・マンガ
3巻までしか読んでないけれど画像がないので9巻の画像を拝借。
「日本国初代大統領 桜木健一郎」の類似作品として紹介されていたのを読んでみた。
たしかにテーマも思想方向も設定もよく似ている。
北朝鮮が韓国に攻め入って朝鮮統一したり、裏で中国が日本を釣ろうと糸を引いていたり。
「桜木」「桜坂」どちらも微妙に違う設定で面白いが、この「桜坂」では国会議事堂の近辺でポータブル核爆弾が使われ東京中央壊滅、治安最悪化、それによる無政府状態を脱しようにも都知事の主人公が自衛隊を動かそうとするとクーデターの独裁者扱いされる。
韓国の難民100万人が福岡に押し寄せて治安悪化、と思ったら朝鮮統一軍が九州侵略、果ては九州独立。
政府がはっきりしないうちはアメリカにもちゃんとした要請ができない、やっと要請できたと思ったらアメリカの軍事衛星を核ミサイルで破壊されて3ヶ月から1年は復旧できない＼(^o^)／オワタ
ほとんど外国に頼れない中で外敵の流入に押しつぶされないよう自国の力で何とかしなければならない、という部分が見どころ。
ただし「桜木」と比較しても荒唐無稽な展開が多い。
（「桜木」の方が見せ方もうまいからそう思うのかも知れない）
ありえない話だと理解していても、頻繁にジョーカーカードを切られると「ありえない」と思わされてしまう。
また無理やり漫画として面白くしようという作者の意図（というか、分かりやすく表現しようという意図？）が空回りしているように感じられる。
妙なところで演出過剰で格好つけすぎて寒いと思ってしまうことがしばしば。
逆にネガティブを強調しすぎてるんじゃないかと鬱憤がたまることも。
その点も含めてもう少し現実味があって、すっきりすれば、いい味になると思うんだけども。
現実からすれば非日常の話だから現実味がないのは仕方ないと言えるけれども。
あまり読み進めたいと思えない。どうしよう。続刊買おうか買うまいか。
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