ISBN:4041851297 文庫 手塚 治虫 角川書店 1996/06 ¥609
七色いんこを探していたはずが、タイトルが気になり手に取っていました。
これなんて名の最悪小説?
手塚治虫の暗黒面の集大成みたいなものでしょう。
ネガティブ・エロティシズム・エゴイズムの掃き溜め。
東京裁判の名を出したり、ある意味で優れていると思うけれど、読んでて、いちいち胸糞が悪くて吐き気がします。
なまじ好感を持てる人物が少数いるから余計に始末が悪い。
フィクションごときに憎悪を燃やしたくない方や、現実と非現実の区別のつかない方や、手塚治虫を好きでいたい方は読んではいけません。
特に女性は要注意。嫌悪しか覚えない方が多数でしょう。
「アドルフに告ぐ」よりも問題作かと。これって日本の閉鎖的体質の闇を描いたものなんだろうか。
結末が秀逸。
結局、奇子のことを本当に考えていた人間は誰も居なかった。
せいぜい後に出てきたハタオくらいか。
そして奇子は自身を見殺しにした者たちに復讐したことになる。特に望みもせずに。
---
・・・画像の帯に「感動巨編」なんて書かれているが、理解できない。
こんなのが、感動、なのか?
七色いんこを探していたはずが、タイトルが気になり手に取っていました。
これなんて名の最悪小説?
手塚治虫の暗黒面の集大成みたいなものでしょう。
ネガティブ・エロティシズム・エゴイズムの掃き溜め。
東京裁判の名を出したり、ある意味で優れていると思うけれど、読んでて、いちいち胸糞が悪くて吐き気がします。
なまじ好感を持てる人物が少数いるから余計に始末が悪い。
フィクションごときに憎悪を燃やしたくない方や、現実と非現実の区別のつかない方や、手塚治虫を好きでいたい方は読んではいけません。
特に女性は要注意。嫌悪しか覚えない方が多数でしょう。
「アドルフに告ぐ」よりも問題作かと。これって日本の閉鎖的体質の闇を描いたものなんだろうか。
結末が秀逸。
結局、奇子のことを本当に考えていた人間は誰も居なかった。
せいぜい後に出てきたハタオくらいか。
そして奇子は自身を見殺しにした者たちに復讐したことになる。特に望みもせずに。
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・・・画像の帯に「感動巨編」なんて書かれているが、理解できない。
こんなのが、感動、なのか?
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