ISBN:4062748703 文庫 村上 春樹 講談社 2004/09/15 ¥400
この小説には優れた点が二つある。
まず150ページと短いことと、それからどこかネガティブな雰囲気が付き纏っていることだ。
放って置いても人は長編を読むし、ポジティブに救いを求める。
そういうものだ。
この人の文を真似て書かれた遊びの文章ならネットでよく見かけるが、本物は初めて読んだ。
どうやらこのデビュー作は他の作品とは大分違うらしい。
これは雰囲気と伏線を味わうものだ。
伏線は、深く広く読み解く力や推理力が私にないため、何の答えにも繋がらなかったけれど。
ネガティブでありながら何か生というものにユーモラスな姿勢が気に入った。
淡白でベタベタしていない主人公の姿に、こんな生き方もありだと思わされた。
二十歳でこれを読み逃さなかったのは幸運だと思う。
今もしくは未来の話として、主人公がなるべく近くに思えるから。
動物好きな人は読まない方がいいかも知れない。特に猫好きな人。
印象に残ったところ
p26,27,29-31,58,59,74,84,113,117,121,123-125
p131-136,149,148,157,160,
p91とp22
画像、帯、邪魔。
書店なんかで見かける分にはいいけど、今はゴチャゴチャしてる。
この小説には優れた点が二つある。
まず150ページと短いことと、それからどこかネガティブな雰囲気が付き纏っていることだ。
放って置いても人は長編を読むし、ポジティブに救いを求める。
そういうものだ。
この人の文を真似て書かれた遊びの文章ならネットでよく見かけるが、本物は初めて読んだ。
どうやらこのデビュー作は他の作品とは大分違うらしい。
これは雰囲気と伏線を味わうものだ。
伏線は、深く広く読み解く力や推理力が私にないため、何の答えにも繋がらなかったけれど。
ネガティブでありながら何か生というものにユーモラスな姿勢が気に入った。
淡白でベタベタしていない主人公の姿に、こんな生き方もありだと思わされた。
二十歳でこれを読み逃さなかったのは幸運だと思う。
今もしくは未来の話として、主人公がなるべく近くに思えるから。
動物好きな人は読まない方がいいかも知れない。特に猫好きな人。
印象に残ったところ
p26,27,29-31,58,59,74,84,113,117,121,123-125
p131-136,149,148,157,160,
p91とp22
画像、帯、邪魔。
書店なんかで見かける分にはいいけど、今はゴチャゴチャしてる。
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