_戯言注意

2006年1月26日
穴が痛い。
そのうち頭痛を誘発しそうだ。
前々から体に刺さっていた2本の鋭い棘のうち1本を抜いた、その痕が痛い。
邪魔でしかなかったのに、抜いた途端に血が出た。
一見、邪魔だと思っていたものは、実は傷口を塞ぐという必要な側面も併せ持っていたんだろう。
麻酔をかけていたので処置の時点では何ともなかった。
もっとも、痛くもないのに聞こえるミシミシという音はひどく不気味だったが。
どうやらその麻酔が切れてきたらしい。
こうやって文字に感情を込めているのも、ひとえに感覚を誤魔化すためだ。

痛み止めはもらっている。
だが簡単に使うことはできない。
何だかよく分からないが、安直な使用はすなわち負けを意味する、と自分の中で定義してしまった。
こうなった以上、死んでいった戦友ジョニーのためにも負けるわけには行かない。
だが、この痛みが段々と増していき、就寝時間に響いたら、それはどうだろう。
そのせいで安眠を妨げられたとしたら、それは別の負けではないだろうか。
少なくとも勝利の余韻を味わう事はできかねる。
問題は、薬を使うか使わないかではなく、どこでどうそれを判断するかだ。
屈服だろうが撤退だろうが、頭に「戦略的」さえつけば許される。

毎度の事ながら歯科特有の何ともいえない匂いは嫌いになれない。
だからと言って治療が好きになれないのも、また事実だ。
どうしても意識する口内をいじられているわけだから仕方ない。

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